シニアのメール交換術
「シニア世代」といっても、ライフスタイルや生活習慣には大きな個人差があります。
パソコンやタブレット、スマホなどを自在に操る「デジタルシニア」と呼ばれる方がいるのも事実。
そこまでいかなくても、日常生活の中でスマホやガラケーでのEメールや、LINEなどを使いこなしている方も多いでしょう。
今までメールやLINEを使ったことのない方は、これを機会に思いきって始めてみませんか。メールやLINEは、若い世代だけのツールではありません。シニア世代にとっても、便利なコミュニケーションツールの一つ。ここでは、中高年の男性向け、婚活におけるメールのマナーや心得などについて、詳しくご紹介します。
初メールを送るタイミングは?
メールアドレスを交換したら、
男性側から早めに初メールを送るのが理想です。
せっかく連絡先を交換したのに、男性からすぐにメールが送られてこないと、女性の気持ちは「ほかに素敵な人を見つけたのかもしれない」と、マイナス方向に傾いてしまいます。
恋愛感情とまでいかなくても、好感を抱いた女性に対しては、メールアドレスを聞いたその日のうちにメールをして下さい。もし、女性の方から先にメールが送られてきた時は、すかさず「今、送ろうと思っていました!」と、タイミングの良さをアピールする返信をしましょう。
ガツガツしない、焦らない
男女の間で、メール交換に対する意識や捉え方には多少のズレがあります。女性のほうが、警戒心が強く、よく知らない相手とのメールのやりとりに抵抗を感じる方も多いもの。
そのため、たとえ婚活パーティーでカップルになったり、メールアドレスを交換したりしても、強引なアプローチは避けたほうが無難です。最初から恋愛感情を前面に出したメールよりも、まずは「お友達から」というスタンスで、自然と距離を縮めることを心がけて下さい。
お互いの間に何か共通点があれば、それを口実にイベントや食事に誘ってみるのもよいでしょう。
件名は「無題」のままにしない
初めてメールを送る際には、「件名」に自分の名前を入れるようにしましょう。
見なれないアドレスからのメールは警戒されがちですが、件名に名前が入っていることで相手に安心感を与えます。また、二度目以降のメールの場合は、件名を無題のままにせず話したい内容について触れるのが効果的。思いつかない場合は、「お元気ですか」「お疲れ様です」などでもよいので、空欄のまま送信しないようにして下さい。
メールでも聞き上手はモテる
女性はいくつになっても、「自分の話を聞いてほしい」という気持ちが強いもの。
それがメールであっても同じです。そのため、メールのやりとりにおいても、聞き上手な男性は女性から好印象をもたれます。その際には、相手の発言に対して決して否定しないことが大切。
ささいな内容であってもそれを丸ごと受け止め、労いや褒め言葉を意識的に使うようにしましょう。シニア層女性が心地よくなるような返信を心がけるのが、ポイントです。
愚痴や悪口は言わない
顔が見えないメールだからこそ、楽しい雰囲気を醸し出す努力が必要です。
ささいなことであっても、他人の悪口や愚痴は御法度。
ネガティブな単語は、できるだけ使わないようにしましょう。
ただし、「一人で食事をするのは寂しいから、一緒にどうですか?」といった誘いは、相手の母性本能をくすぐる可能性が高いので、おすすめです。
メールの最後に質問を織り交ぜて
メールを自然と長続きさせ会話を広げていくためには、メール文の最後に質問を一つ入れるのが効果的。
質問で終わることで、相手が返事をしやすくなるからです。
ただし、一度のメールに質問は一つまでと心得て。矢継ぎ早にあれこれ聞かれると、相手は詮索されているような気持ちになり、あなたの好感度が下がってしまいますよ。
プライバシーに踏み込まない
気になる異性のことを知りたいという気持ちはわかりますが、過去の恋愛や結婚に関する話を根掘り葉掘り聞くのはNG。立ち入った話はメールではなく、直接顔を合わせてやりとりするのが基本です。最初から相手の全てを知ろうとするよりも、まずは相手が自然と話したくなるような雰囲気づくりを心がけましょう。
メール代行サービスを利用するのも手
「どうしてもメールを送る勇気が出ない」「何を書いたらよいかわからない」という方は、メール代行・添削サービスを利用してみるのもおすすめ。メール初心者の方にとっては、心強い味方です。
メール交換に慣れるまでは、そういったサービスを上手に利用してみるのもよいでしょう。